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炭鉱〈ヤマ〉 ―宇部炭田閉山50年ー

期間・時間

2017年10月07日(土) ~01月29日(月)   9:30 ~17:00

休園日

毎週火曜日・12月31日(日)

場所

石炭記念館2階企画展示コーナー

内容

宇部炭田の歴史は今から300年以上前の江戸時代前期までさかのぼります。当初は薪代わりとして常盤湖周辺でも小規模の石炭の採掘がおこなわれていましたが、瀬戸内地方の塩田で製塩用として石炭が利用されるようになると、需要が一気に高まりました。

やがて、明治に入り、日本各地で石炭採掘が盛んになると、宇部でも次々と炭鉱が開坑されます。その後、宇部炭田の主要な炭鉱であった沖ノ山炭鉱や東見初炭鉱などの参加によって海底炭田の開発技術が進展し、宇部の石炭産業は隆盛を極めますが、1960年代から起こったエネルギー革命により、1967(昭和42)年を最後に宇部から炭鉱の灯が消えてしまいました。

しかし、宇部市発展の父とも呼ばれる沖ノ山炭鉱創業者の渡邉祐策の「有限の石炭から無限の工業へ」という理念に基づき、石炭産業とともに早くから鉄工所やセメント工業、窒素工業などの事業を展開していたことで、宇部は閉山後、いち早く石炭都市から工業都市へと転換を図ることができました。

本展では、今年が宇部炭田閉山から50年、沖ノ山炭鉱の創業120年という節目の年を迎えることから、宇部炭田の黎明期から現在に至るまでの歴史を当館の収蔵品や個人が所蔵する貴重な資料や写真とともに振り返ります。

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