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ときわミュージアム UBE Tokiwa Museum 緑と花と彫刻の博物館

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翔陽のもとへ

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Information

作家名 : 眞板 雅文(まいた まさふみ)
制作年 : 1993年
設置場所 : 常盤公園・周遊園路・スポーツ広場入口
素材 : 耐候性鋼、石
サイズ・重量 : 600cm×360cm×360cm、鋼板1,650㎏・石10,000㎏
備考 : 第15回現代日本彫刻展、宇部市野外彫刻美術館賞

2枚の鉄板が天を指し、その周囲に自然な状態の石が点在する。大空へ向う垂直性(鉄板)と大地へ広がる水平性(石)とが呼応し、作品は周囲を取り込みながら遠心的に展開する。そのために、物理的なスケール以上の大きさを感じさせている。
「誕生し生きることを表現してみたかった」と作者は言い、「自然現象や旅から得た贈りもの」をモチーフとすると言う。地面を連想させるさびた鉄が天へ向かうのは、植物が芽を出し成長する姿を思わせる。一見、幾何学的な鉄板も角を落すことで、生物の持つ柔らかさが感じられるように扱ってある。
この作品が出品された第15回現代日本彫刻展のテーマは「翔(はばたく)」。未来へ向かって成長していくイメージを内包しているテーマに沿っての制作である。 手前の上部を切った石は、鑑賞者のための座椅子。見る者は作品の一部でもあるその石に座り、直接関わり、作品を自分の内側に取り込むことができる。
制作者が前面に出る"つくられた"ものではなく、鑑賞者に見出されて、おのずから"なる"ものとしての彫刻。鑑賞者一人一人の心の中で作品ができ、成長していくものとして、企画されたようでもある。