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ときわ公園

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ときわミュージアム UBE Tokiwa Museum 緑と花と彫刻の博物館

ときわミュージアム UBE Tokiwa Museum 緑と花と彫刻の博物館

柱状構造

柱状構造

Information

作家名 : 田邉 朗(たなべ あきら)
制作年 : 1995年
設置場所 : 常盤公園・周遊園路・薬草園付近
素材 : コールテン鋼、スティール
サイズ・重量 : 454cm×495cm×504cm(最大)、2400kg
備考 : 第16回現代日本彫刻展 作家寄贈

廃工業跡を思わす妙に見慣れた構造物が四基、突然、常盤公園の周遊園道の中に姿を現わす。四基はそれぞれコンクリートの基台上に高さ4.5mのがっしりとした鉄錆びの円柱が立っていて、その頂上には、水槽タンクのような、あるいは工場廃屋のような形をした構造物がそれぞれ乗っかっている。構造物には点検用の小さな梯とか、宙上橋などがとりつけてあって、私たちがいつもどこかの街々で見慣れた遠望としてあったような記憶がよみがえってくる。これら都市の中の近代産業の遺物たちは、都市再開発のたびにいつの間にか風景の中から消え去っていく運命にあるものばかりだが、わざわざ緑地の中で彫刻として再現してみせられると、忘れてしまっていた時間が一瞬、凝固したような異様な錯覚にとらわれる。とりわけその背景の丘の上に住宅地の建物がちらほらダブって見えてくると、失われた時間はいっそう鮮烈になる。