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ときわミュージアム UBE Tokiwa Museum 緑と花と彫刻の博物館

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脚を組んだ女

脚を組んだ女

Information

作家名 : 佐藤 忠良(さとう ちゅうりょう)
制作年 : 1989年
設置場所 : 宇部市立図書館
素材 : ブロンズ
サイズ : 76cm×21cm×13cm

佐藤忠良の彫刻モチーフはほとんど人体に限られている。「首」と「子供」と「女」である。とくに「子供」と「女」は、大小の作品があるにしても全身像が多い。この限られた狭いモチーフの中で、作者が一貫して表現しているのは、重心の垂直性である。70年代から80年代にかけて、比較的大胆なポーズをとる女たちが表現されていく。脚を広げてつま先立つ女(「帽子-夏」)とか、ぐいと腰をゆがませた女(「女-夏」)とか、さまざまだが、どんなに姿態はゆがませても、垂直性のバランスだけは、一本しゃんと筋が通っていて、いうにいわれぬ崇高さがにじみ出ている。宇部市の図書館の閲覧室入口に立つこの「脚を組んだ女」は、さほどの大作ではない。少し傾げた首部と右脚を前に組んだ足部は、この人の作品の中では比較的動きの大きい作品だが、垂直性のけだかさだけは少しも失われず気品を保っている。