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ときわミュージアム UBE Tokiwa Museum 緑と花と彫刻の博物館

ときわミュージアム UBE Tokiwa Museum 緑と花と彫刻の博物館

UNTITLED01-A

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Information

作家名 : 前田 哲明(まえだ のりあき)
制作年 : 2001年
設置場所 : 真締川公園西・寿橋付近
素材 : SUS304(ステンレススティール)、アクリル樹脂、ステンレスワイヤー、FRP樹脂、鉄
サイズ、重量 : 180cm×180cm×900cm、3000㎏
備考 : 第19回現代日本彫刻展、大賞(宇部市賞)

地面に横たわるように展示されたステンレスと、地面に突き刺さったアクリルの四角錘、2つの部分から構成される。シャープな素材やエッジを効かせた加工によって洗練された印象を与えながら、地面や空につながっていくスケール感をもった彫刻となっている。作品の「大きさ」は、単純に作品サイズをよりどころとしているのではない。地面の起伏を取り込むようにウエーブしたステンレス。おわん状に広がる中央部分は鏡面加工され、そこに映る周囲の景観を包み込む。アクリルの四角錘は、空から大地へと降りてきたように、地中から空へと向かうように設けられる。そして作品全体へとわたる3本のワイヤロープが、見る者の視線を奥へ奥へと引っ張っていく。こうした構成力が作品の「大きさ」を導く。ステンレスは太陽光を反射し、アクリルは内部へと光を透過する。2つの素材を組み合わせたウエーブから光が十分に意識させられる。同時に表面がブラスト仕上げされた四角錘では、内部に光が蓄積されるように見える。ここでは、太陽光を媒介して地面と空とが結ばれている。自然環境にある要素を彫刻が結節する。彫刻と環境-野外彫刻で繰り返されてきた問題を、作者は鮮やかに解答してみせる。