宇部市制施行70周年・野外彫刻30周年記念 
粟  津  潔  展
−デザインとアートからのインターメッセージ−
Kiyoshi Awazu Exhibition 1991, UBE, JAPAN



  宇部市では平成3(1991)年に、宇部市制施行70周年・野外彫刻30周年記念となる「第14回現代日本彫刻展」にあわせて、同年にオープンしましたときわ湖水ホールにて「粟津潔展」を開催しました。
  粟津潔氏は画家・グラフィックデザイナーとしての国際的な評価を得られているのをはじめ、映画や著作など様々な分野での活躍を見せられ、平成2(1990)年には紫綬褒章を受章されています。
  また、昭和48(1973)年の「第5回現代日本彫刻展」以来、継続して野外彫刻展のポスターデザインを担当されています。
 
第5回現代日本彫刻展(1973年) 第20回現代日本彫刻展・公募(2002年)



会 期 = 1991年10月1日(火)〜11月10日(日)
会 場 = ときわ湖水ホール・大展示ホール(常盤公園内)    
主 催 = 宇部市・現代日本彫刻展運営委員会・毎日新聞社



私の仕事 展覧会によせて   粟 津  潔
 
  私は、絵やグラフィック・デザインの仕事をふりだしに、映画・舞台美術・個人映画製作・壁画工作・彫刻の仕事や版画製作等のほか、デザインやアートに関するエッセイなど数冊の本を書き、一度だけ「東京三文おぺれった」という芝居の台本を書いた。
  これからどんな仕事をするか、自分自身でも楽しみにしているが、絵やデザインの仕事をしてきて、気がついてみると40年もたってしまった。そして、ふと少年期、初めて絵を描き始めた頃の自分を見つけだしたのである。その頃は、戦後貧しい時代であったから、世でいう暗い時代であった。しかし、そんな時代でも絵を描いていれば、不安もあったが、ある種の満足感を持っていた。藁半紙と鉛筆1本あれば、毎日描きつづけた夢中児の私である。
   私は、好奇心の塊のような人間で、今日までやってきた。自分自身に関心のあることであれば、何処へでも出掛け、わからぬことのために読書に更けることも多かった。絵やデザインの仕事は、感覚や閃き、イメージの仕事だが、それだけでもない。事物や空間に対して、たえず質問を用意することだと思ってきた。
  ある時は、神話や民話、伝説や奇談にひかれ、ある時は生物学に浸り、北斎に誘われ、ガウディ(Autonio GAUDI)に興味をもち、あれこれ寄道だかりしてきた私である。アートへの道は、“自由な精神への道”である。しかし、このまま進めるとすべて未完へ向かってまっしぐらという感がある。この展覧会では、主として、油彩・ドローイング・版画・ポスターとその原画などを中心に展示することにした。



粟津潔展 会場風景(ときわ湖水ホール)



出 品 作 品
 
油  彩 ポスター 版  画 ドローイング






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Last updated on 1998.2.1.