2011
6月
29
(水)
14:12
本文
こんにちは。今日も暑いですね。
さて先日、1962年に宇部をテーマに制作された向井良吉(むかいりょうきち)さんの「蟻の城(ありのしろ)」の修復・防錆工事が終了しました。
工事に関わっていただいた業者の方が、最後に「蟻の城」の足元の土の埋め戻し作業をしながら「彫刻に興味はなかったけど、作業してるうちになんだか愛着が湧いちゃったよ。」と言われました。「土もきれいに戻しておくよ。」とも言われ、なんともいえない気持ちになりました。
宇部市内の彫刻事業は、戦後の混乱の中、まちに穏やかな風土を育もうと地域の人々の呼びかけから始まった緑化運動の流れの中から生まれています。
植物たちと同様に、当時蒔かれた彫刻の種たちは、さまざまな状況の中で繰り返し地域の人々と新しい関係性を結びながら、このまちに根を張り育まれているのだなと感じました。
新しく塗装しなおされ、前回向井良吉さんが修復された当時の姿に戻った「蟻の城」を是非ご覧になってみてください。
関わっていただいた皆様も、また様子を見に来てくださいね!
さて先日、1962年に宇部をテーマに制作された向井良吉(むかいりょうきち)さんの「蟻の城(ありのしろ)」の修復・防錆工事が終了しました。
工事に関わっていただいた業者の方が、最後に「蟻の城」の足元の土の埋め戻し作業をしながら「彫刻に興味はなかったけど、作業してるうちになんだか愛着が湧いちゃったよ。」と言われました。「土もきれいに戻しておくよ。」とも言われ、なんともいえない気持ちになりました。
宇部市内の彫刻事業は、戦後の混乱の中、まちに穏やかな風土を育もうと地域の人々の呼びかけから始まった緑化運動の流れの中から生まれています。
植物たちと同様に、当時蒔かれた彫刻の種たちは、さまざまな状況の中で繰り返し地域の人々と新しい関係性を結びながら、このまちに根を張り育まれているのだなと感じました。
新しく塗装しなおされ、前回向井良吉さんが修復された当時の姿に戻った「蟻の城」を是非ご覧になってみてください。
関わっていただいた皆様も、また様子を見に来てくださいね!
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