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石炭記念館

木下幸吉氏 ご逝去のお知らせ石炭記念館

石炭記念館 炭鉱の語り部ボランティアを長らく務めていただいた、木下幸吉（きのした・こうきち　享年93歳）さんが、2023年（令和5年）12月5日に逝去されました。

木下さんは、宇部の主要炭鉱であった東見初炭鉱や沖ノ山炭鉱で閉山までの21年間、坑内機電係員として勤務されました。当館へは、2014年（平成26年）10月より炭鉱の語り部ボランティアとして、毎週月曜日に来館者へのガイドを行ない、炭鉱に従事した経験や知識を、確かな記憶力をもとに解説される姿は多くの人々を魅了してきました。

また、歌人としてもご活躍され、炭鉱での仕事や日々の生活などを題材に数多くの短歌を残されました。

生前のご厚誼に感謝申し上げますと共に、謹んでご冥福をお祈りいたします。

なお、葬儀は近親者にて執り行われましたことをあわせてご報告いたします。

宇部市石炭記念館

八年を続けし語り部ボランティア今日九十二歳いそいそとして　　　

木下 幸吉

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