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9月19日 傷病鳥獣保護レポート
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9月19日 傷病鳥獣保護レポート

(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2019年09月19日)

ときわ動物園では、山口県から委託を受け、

交通事故など人の活動が原因で傷ついた野生動物を治療・飼育ケア・リハビリをし、

野生に返すことを目的とした傷病鳥獣保護事業に取り組んでいます。

今年も人の活動が原因で傷ついたと思われる野生動物が保護されています。

処置中.jpg

今年の夏に保護されたハヤブサを処置するところの写真です。

外傷と衰弱がひどく、治療にあたりましたが、残念ながら助けることができませんでした。

保護されたときには、重症で手遅れなケースも多いです。

なかには、治療して、命は助かりましたが、

事故などの傷の後遺症で野生に戻すことができなかった動物もいます。

野生に返すのを目的としている傷病鳥獣保護にとって、野生に返すことができなかったことはとても悲しいです。

そんな動物たちのために何ができるか?

彼らを通して、傷ついている野生動物のことを知ってもらおう!

っと考え、

普及活動に取り組んできました。

ガイド1.JPG

写真はときわ動物園でおこなっている園長のガイドツアーの一場面です。

傷病鳥獣保護で治療し、助けることはできたけど、野生に返すことはできなかったトビの「トト」をガイドツアーに参加させ、傷病鳥獣保護の話をしています。

(分かりにくいですが、写真中央にトトがいます。見えるでしょうか??)

トトは一昨年から園長のガイドツアーに不定期で参加していました。

いままでは、春に誤認保護を防ぐことを目的とした傷病鳥獣保護のガイドをしたり、

園長のガイドツアーなどバックヤードでトトと一緒に話したりぐらいしか、普及活動はできていませんでした。

もっと情報発信して、皆さんに知ってもらいたい・・・

そう考え、今年は・・・

据え.jpg

バックヤードからでました!!

そして、腕にいるのは、

ピース.jpg

去年保護されたハヤブサです。

おそらく衝突事故にあったと思われ、大ケガをしているところを保護され、動物園に連れて

こられました。

幸い、体力は回復したのですが、事故の後遺症で彼は左眼が全く見えていません・・・

彼も助かったけど、野生に返すことはできませんでした。

そこで、今回彼もトビのトトと同じように、馴致をし、

お客様の前に連れて行くようにならし、ガイドに協力してもらうことにしました。

名前も「ピース」と付けました。

トビのトトとハヤブサのピースでこれから、傷病鳥獣保護の普及活動に取り組んでいきます。

今年の夏、動物園にお越しいただいた多く方々に、トトとピースを通して、

傷病鳥獣保護のことを知ってもらうことができました。

さて、

ここまで、紹介しておきながら、大変申し訳ないのですが、

皆さんにお知らせが・・・

トビのトトとハヤブサのピースを使った猛禽類ガイドは、今年の9月で終了となります。

トトとピースはバックヤードでお休みとなり、皆さんにお会いすることはできなくなります。

残りあとわずかですが、

9月の土曜日(21日と28日) 14:30~にトトかピースのどちらかと一緒に10分程度のガイドをしています。

場所は山口・宇部ゾーンのフクロウ舎の隣です。

(ニホンザルの14:30のガイドの代わりにやっています。

天候や動物の体調や飼育管理の都合で中止にすることもあります。ご了承ください。)

夏、たくさんの方にトトやピースをみてもらい、傷病鳥獣保護の話を聞いていただきました。

感謝の気持ちをこめて、このブログで紹介させていただきました。

ありがとうございました。

来年も彼らと傷病鳥獣保護の普及活動に取り組みます!!

今後ともトトとピースをよろしくお願いします。

彼らを通じて、傷病鳥獣保護のことを知ってもらい、傷ついてる野生動物のことを知ってもらい、

そこから

「野生動物たちが事故に合わないようにするにはどうしたらいいんだろう?」

「私たちにできることって何だろう?」

って考えるきっかけになってくれれば、そんな嬉しいことはありません。

そうなってくれれば、野生に返せなかった彼らが、ここにいる意味があるのではないでしょうか?

そうなるためには、担当者ももっと情報発信できるように、勉強しなくては!!

そんな想いを胸に今日も、ときわ動物園で傷病鳥獣保護に取り組みます!

トト据え.JPG

傷病鳥獣保護レポートは続きます。

傷病鳥獣保護担当 坂口

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