HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > ９月７日　育ての親！？

６月に続々と赤ちゃんが生まれていると

お伝えしましたが、

その時のブログこちら

あれから、早３か月・・・

ボンネットモンキーの群れでは、

最終的に、Ⅰ群で３頭、Ⅱ群で５頭の

赤ちゃんが生まれました。

最近では、母親から離れ、

いっちょまえに木に登っている

姿も見かけます。

それでもまだ、母親のおっぱいをすったり

抱っこされていることが多いのですが・・・

あれ？この５月３１日に出産した

このお母さんは、抱っこしていません。

たまたま、赤ちゃん１頭で遊びに

行っているのかな・・・？

でも・・・

しばらくしても、赤ちゃんを抱っこする様子も

近くににすらいません。

あれ～？どこにいった～？

いました！！

母親とは違う、メスに抱っこされています。

実は、２、３週間前から、

実の母親ではなく、この通称「カッパメス」に

抱っこされていることが徐々に多くなって

きました。

ここ最近では、１日の大半を

この「カッパメス」に抱っこされています。

 

ボンネットモンキーは、

だいたい６か月で離乳しますが、

生まれてから約１年は母親が抱っこしています。

が、この赤ちゃんのお母さんは、

結構な放任主義・・・なようで、

あまり抱っこしなくなったようです。

そんな時、この「カッパメス」が、

かわりに抱っこするようになりました。

この「カッパメス」は、4歳で

まだ出産経験はありませんが、

母性本能が目覚めたのでしょうか。

 

昨年までは、とてもお転婆で

他の若いオスとよく、いたずらしてたのに・・・

立派になって・・・・

と担当飼育員もしみじみ思っています。

ちなみに、赤ちゃんは生後３か月ですが、

エサを自力で食べることもでき、

時々は、母親からおっぱいも

もらっているようです。

エサを食べるときも

「カッパメス」と一緒！

育ての親、「カッパメス」の

奮闘は続きます。

 

担当：森