10月20日 クラウドファンディングに挑戦中!
みなさんこんにちは。
当園のSNSで数日前から告知をしていました、タックの脚の健康を守るためのクラウドファンディングが、ついに本日開始しました!
今回のクラウドファンディングはタックの両後肢の膝蓋骨(膝のお皿)脱臼予防装具の製作とタックを含むアルパカの脚の健康を守るための環境整備を目的としています。
タックは、数年前から膝蓋骨がずれやすくなってきました。
アルパカは食べた餌を胃の中で発酵し栄養にしていますが、発酵をするときに胃の中でガスが発生します。膝蓋骨が外れて起き上がれなくなると、発生したガスを上手く排出できず、おなかにガスが溜まって内臓が圧迫され、命に関わります。
以前にも、同じ症状で亡くなった個体がいたので、今回は早くから装具の製作に取り組みはじめました。
装具は、広島国際大学 義肢装具学専攻の山田哲生先生に協力をお願いしました。
山田先生と学生の方には適宜動物園にご来園いただき、タックの状態に合わせた装具を試作・改良していただいています。
(装具を着ける山田先生)
また、タックだけでなく今は健康なソニアとアルバも、脚の負担を今の内から軽減しておくに越したことはありません。
そのため、今回の第一目標ではタックの装具開発費に加え、アルパカの寝室に敷く防滑のためのマットを調達したいと思っています。
目標金額は140万円!
この目標を達成できれば、さらにネクストゴール(第一目標金額を達成した後に目指す次の目標金額のこと)でより良い環境改善や治療器具の購入もできます!
アルパカの毛を使ったグッズや、アルパカに関する体験型のリターンもご用意しておりますので、ぜひチェックしてみてください!
(リターン例:動物園スタッフ手作りアルパカミニオブジェ 脚の折りたたみ具合や首の角度もこだわって制作中!)
(リターン例:Tシャツ(膝蓋骨レントゲン写真ver) タックの膝蓋骨に関連した本プロジェクトらしいリターンです!)
(リターン例:来年度のアルパカの毛刈りご招待 巨大バリカンを使った手刈りや、刈った毛を使ったワークショップを体験できます!)
このプロジェクトを実施するにあたって、飼育員はタックのためにクラファンの準備やリターンの制作等、一丸となって取り組んでいます。
プロジェクトの進捗状況は、プロジェクトページ内の活動報告や当園のSNSで発信していく予定ですので、そちらも併せてご覧ください。
ときわ動物園で初めて挑戦するクラウドファンディング、たくさんの方のご支援、お待ちしております!!
担当:井上