2月6日 飼育員の考えごと
(カテゴリ:飼育日記) (投稿日:2026年02月06日)
皆さん、こんにちは。
ときわ動物園のブログで、勝手にシリーズ化を狙う飼育員・坂口です。
ブログでのご報告が遅くなってしまいましたが、今ペリカン島には新しい仲間がいます。
それがこちらです!

(モモイロペリカンとクロイロペリカン(笑))
じゃ~~ん! 新しい仲間「クロイロペリカン」です!!
モモイロペリカンと比べると体格はほぼ同じですが、嘴が他のペリカンよりも短いのが特徴です。
11月と12月に1羽ずつ、新しくペリカン島に仲間入りしました。
期間限定の展示となりますので、皆様、早めに見に来てください!!
・・・はい、ふざけるのはここまでにしまして
改めて、ご報告します。
2025年11月16日と12月4日に
モモイロペリカンの雛が2羽孵化しました!
そう、「クロイロペリカン」はモモイロペリカンの雛のことでした。
(少しおふざけが過ぎました、申し訳ございません汗)
2025年の秋頃、モモイロペリカンたちが繁殖期になり、

(営巣行動をしているモモイロペリカンたち)
モモイロペリカンのイマズ♂×カンちゃん♀・マズラ♂×マイちゃん♀・ソール♂×チビちゃん♀の3組のペアができ、
営巣行動・交尾・産卵・抱卵が観察されました。
そして、ついに!
11月16日に、モモイロペリカンのイマズ♂×カンちゃん♀のペアに
12月4日には、モモイロペリカンのマズラ♂×マイちゃん♀のペアに
それぞれ1羽ずつ雛が孵りました。
(もう1ペアのソール♂×チビちゃん♀の卵は、残念ながら孵化しませんでした。)
モモイロペリカンの雛は、孵化したばかりのときは、羽毛が全く生えていないピンクの皮膚ですが、

(孵化した翌日の雛 皮膚がピンク。 雛を抱いているのは母親マイちゃん )
成長するにつれ、肌の色がピンクからグレーに変わり、

(孵化12日目の雛と母親マイちゃん)

(孵化28日目の雛と母親マイちゃん(右)と父親マズラ(左))
黒い羽毛が生えてきます。
大人のペリカンと同じような白い羽になるには、
孵化してから1年以上かかるといわれています。

(1歳の時のモモイロペリカンの♀たち 右からマイちゃん・チビちゃん・カンちゃん)
母親になったカンちゃん・マイちゃんも静岡の日本平動物園から搬入されたときは、まだ1歳で白色ではありませんでした。
雛たちが白色になるのは、まだ先です。
これからの成長が楽しみですね(^0^)
11月16日に孵化したイマズ♂×カンちゃん♀ペアの雛は、孵化してから2カ月が過ぎ、親と変わらない大きさになりました。
このペアは、前回の繁殖期で雛をうまく育てることができなかったため、今回の雛の成長はとても嬉しいです。

(11月16日孵化 孵化後2カ月すぎた雛 右:父親イマズ)
もう1羽の12月4日に孵化したマズラ♂×マイちゃん♀ペアの雛は、
モモイロペリカンの「カッタ君」の子孫になります。
(母親マイちゃんがカッタ君の血筋です。)

(孵化して1か月以上たった雛(カッタ君の子孫) 左:父親マズラ 右:母親マイちゃん)
父親マズラと母親マイちゃんは、今回が初めての子育てになりますが、とても上手に子育てをしてくれています。
このブログが載る頃は、雛は孵化後2カ月過ぎになり、こちらも親と変わらないくらいの大きさになっていることでしょう。
そして、もう一つご報告が、
2026年1月7日に、ハイイロペリカンにも雛が孵りました!

(ハイイロペリカンの雛と母親アイ)
父親はオデッサ、母親はアイで、こちらの雛もすくすくと育っています。
写真をみて、「あれ?色が?」と思った方もいるかもしれません。
ハイイロペリカンは、雛のときは白い羽毛が生えてきます。
モモイロペリカンの雛は黒色で、ハイイロペリカンの雛は白色で、ややこしいですね(笑)
モモイロペリカンとハイイロペリカンの2種類を飼育展示しているのは、国内ではときわ動物園だけになります。
2種類の雛の違いを観察するなら今がチャンスです!!
ペリカンたちの子育ての様子や雛の姿を観察して、ペリカンという鳥に関心をもってもらえたら嬉しいです。
ぜひ、ときわ公園・ときわ動物園にお越しください!

( モモイロペリカンの成鳥と雛(手前) ハイイロペリカンの成鳥と雛(奥) )
最後に、雛が3羽孵り、うち1羽はモモイロペリカンの「カッタ君」の子孫ということもあり、
来園された皆様から
「おめでとう!」「カッタ君の子孫に会えてうれしい!」「3羽も雛がいて、にぎやかになるね!」
とたくさんの嬉しいお言葉を頂きました。
ありがとうございます。
皆様の言葉を励みに、ペリカンたちが落ち着いて生活・子育てができるように
これからも飼育業務に励んでいきたいと思います。
飼育員の考えごとは続きます。
坂口




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