HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > 6月10日　こんな使い方もあります。

昨日のブログでボンネットモンキーの放飼場に竹を入れた様子を紹介しました。

今日は別の動物に竹をあげている様子を紹介したいと思います！

今回ブログに登場するのは、フサオマキザル。

以前、赤ちゃんが産まれたよー、という記事がアップされていました、現在非公開の動物です。

今日はこのフサオマキザルに竹を差し入れました。

しかし、昨日のボンネットモンキーにあげたように竹を丸ごとあげるのではなく・・・

このように、細い竹をカットして、更に小さな穴を開けたものをあげます。

なぜ穴を開けているのか？？？

その答えは・・・下の画像にあります！！

（虫が苦手な方は注意してご覧ください・・・！！！！）

 

 

 

 

 

 

はい！答えはこれ！ミルワームをこの穴の中に入れるんです！

実はサル達にとってミルワームは大事な栄養（動物性タンパク質）を持っているご飯のひとつ。

フサオマキザル達はご飯ではゆで卵で動物性タンパクを摂っているので、ミルワームはおやつ感覚です。

このミルワーム入り竹をフサオマキザルの放飼場に持っていくと・・・

すぐに群れのボスである雄のゴクウが取りにきました！

ゴクウは竹を床に何度も叩き付けたり、穴に指を入れたり、竹をかじったりして中のミルワームを取ろうとします。

竹を上にかざして穴の中を覗き込む仕草も。

このようにゴクウは試行錯誤して・・・見事ミルワームを食べることができました！

動物園内ではなかなか見られないかもしれませんが、もし見られる機会があれば動物たちの試行錯誤、温かく見守り応援してあげてくださいね！！

担当：おおた