HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > １０月２１日　ときわ動物園の洗礼

ときわ動物園で暮らすサル達には

生まれて半年の間に受けなければならない試練があります。

それは、

マイクロチップの埋め込みです。

法律で埋め込みが決められている動物に

直径2mm、長さ10mmちょっとのマイクロチップを

個体識別用に体内に埋め込むのです。

 

昨日はボンネットモンキーの埋め込みを行いました。

埋め込み器具はコレ。（写真下側）

コンパクトデジカメ程の長さの埋め込み器を使って

ボンネットモンキーの背中の皮の下に埋め込みます。

こんな感じにブスッと。（ちなみに左が頭、ガッチリ保定されております）

捕獲されて刺されて、コドモにとっては試練です。

ただ個体を識別するためには重要なコト。

今年生まれの3頭には頑張ってもらいました。

 

このマイクロチップには15ケタの番号が割り振られており、

下のような専用のリーダーで番号を読み取ることができます。

通常は、治療や移動の際の個体確認に使用します。

 

日常、目視で個体確認を行っている私にとって

マイクロチップを読み取るときは少し緊張します。

自分の思っている個体が本当にそうなのか．．．。

今のところ、まずまず個体識別できているようです。

良かった。

担当：木村