HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > 10月20日　クモザルの尻尾！

今日の主役はタイトルの通り、ジェフロイクモザルのハル（オス）です！

今までも何度かブログに登場しました、穏やかな性格のハルくん。

今日はそんなハルくんの尻尾に注目してみたいと思います！

と、言っても、クモザルの尻尾についてブログを書くの、実は2度目なんです（笑）

ということで、前回のブログのおさらい写真1枚！

クモザルの尻尾。先端の裏側には毛が生えていません。

尾紋と呼ばれる人間でいう指紋のようなものがあり、そこで器用に餌をとることができるんです！

（※ハルが尻尾を使って餌を食べる様子を動画で見たい方は明日のときわ公園のFacebookをチェック！！）

 

ここまでがおさらいです。

今回のクモザルの尻尾、キーワードは「ブラキエーション」です！

ブラキエーション、ときわ動物園に来られたことがあるかたは聞いたことがあるのでは？

当園ではシロテテナガザルがよくブラキエーションをしています。

枝から枝へ俊敏に移動する姿、ご覧になられたこともあるのでは・・・？

 

シロテテナガザルの特技と、クモザルの尻尾、どう関連しているのか？

実は、クモザルだってブラキエーションができちゃうんです！

今日はシロテテナガザルのブラキエーションとクモザルのブラキエーション、写真で比較してみましょう！

 

まずはシロテテナガザル。繁殖棟のメス、ユズに特別出演していただきました。

連写でご覧ください！どうぞ！

このように、長い腕を使って枝から枝へ移動しています。

その素早さに、動物園内でもよく歓声があがっております！

 

ではでは次にジェフロイクモザルですが・・・

先にネタバレで解説しちゃいます！！！！（！？）

実はクモザルは前肢（前脚）と尻尾の３つを使ったブラキエーションができるんです！！

3点ブラキエーション、とも呼ばれています。

 

 

ではお待ちかね・・・？

ハルくんの3点ブラキエーション、連写でどうぞ！

・・・ん？

・・・一応、尻尾使ってるけど・・・なんか・・・・・・・地味・・・？

 

・・・と、なるのも仕方がありません。

ハルは今第2繁殖棟に仮住まい中。

第2繁殖棟の放飼場の広さでは、クモザル本来の動きは引き出せないのです。。。

なので、このブラキエーションもなかなかやってくれず、激写するのに一苦労でした。

 

来年、新しい放飼場ができたらハルもおもいっきりブラキエーションをして動いてくれるはず！

ジェフロイクモザルは来年のグランドオープン時、中南米の水辺ゾーンにて公開されます。

みなさまも来年、生き生きと動き回るハルの様子を見に来てくださいね！！

担当：おおた