HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > ６月３０日　今年のホタル

みなさんこんにちは！

梅雨がはじまったかと思えばすでに真夏の暑さも感じるようになりました。暑い...！

今日のブログは今シーズンのホタルのお話です。

　　

ときわ公園では、例年ＧＷが終わった頃からゲンジボタルが姿を現すようになり、6月はじめにピークをむかえます。

しかし、今年はなかなかホタルを見ることができず...

はじめて観察できたのは5月27日でした。

雨が少なかったことや、昼と夜の温度差が大きかったことが原因かもしれません。

　 　

そんな中、6月4日に観察会を開催しました。

一昨年はコロナ禍のため中止、昨年は雨のため中止だったので、実に2年ぶり！

約70人の市民の方々が集まってくださいました。

ベテラン飼育員の解説を聞く参加者の皆さん

まずはときわ公園と常盤湖の歴史や昔の様子、今シーズンの状況、ホタルの生態について簡単にお話しました。

　

聞いてみると、ときわ公園のホタルは見たことがないという方がほとんど。

これはぜひ地元のホタルの光を楽しんでもらいたい！

　

しかしやっぱり数はかなり少なく、光を見ることができたのは20匹ほど。

それでも、ホタルが飛びはじめると「わあっ！」と歓声が上がる場面も。

ゆったりと大きく飛びながらぼうっと光る幻想的なゲンジボタルの光をみんなで楽しむことができました。

葉っぱの裏にとまるゲンジボタル

　　

あたたかくなって雨がしっかりと降れば数が増えてくるかも？とお話していたのですが、今年はゲンジボタルを最も多く観察できたのは43匹。

今はヘイケボタルのほうが増えてきましたよ。

　

数は多くはありませんが、これからも皆さんと一緒にときわ公園のホタルを見守っていきたいです。

来年も観察会へのご参加、お待ちしています！

　

担当：かわで