HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > ９月１６日　ミニ動物園その後

7月１２日に、ご覧いただけなくなった、ミニ動物園。

実はその後、すぐに全ての動物を移動し、

解体が始まったわけではありません。

少しずつ、移動、解体をしていましたが、

先日、ついに最後までいた、

パタスモンキーと子どものシロテテナガザルを

移動し、解体が始まりました。

私は、昨年の１２月から勤務をしているのですが、

最初の担当がミニ動物園でした。

ですので、更地になっていくミニ動物園の

場所を見ると、とても寂しくなりました。

この場所も、新しい動物園の一部になります。

とても、古い獣舎で掃除もしにくく

冬は寒く、夏は暑い、使い勝手はお世辞にも

良いとはいえない造りでした。

 

しかし、

時には遠くの動物園から

やってきたエリマキキツネザル。

 

ミニ動物園で生まれ、すくすく育ち、

他の動物園に巣立っていったリスザル。

 

残念ながら、亡くなって

しまったパタスモンキー。

 

このようにミニ動物園は

たくさんの動物たちの成長と

別れを経験してきました。

宇部市民の方はよくご存じですが、

ミニ動物園で使用されていた獣舎は、

元々違う場所にあり、古くから動物たちが

生活をしていました。

その間、ずっと、動物たちを

見守ってきました。

それが今役目を終え、新しい動物園に

生まれかわろうとしています。

 

私が、ミニ動物園を担当していた

時間は短かったですが、

そんな時代の一つの区切りに

立ち会えて良かったと思っています。

これからもミニ動物園での思い出を

忘れずに、ときわ動物園の

全面オープン目指して頑張って

いきます！！

ありがとう、ミニ動物園。

そして長い間、お疲れ様でした。

担当：森