HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > ７月１６日　ハヌマンラングール、赤ちゃん誕生！

７月７日、七夕の朝にハヌマンラングールの赤ちゃんが生まれました！

お母さんはリンダ、昨年につづいて２年連続の出産です。

しかし、残念ながら今年も赤ちゃんを抱くことができず、赤ちゃんは人工哺育で育てることになりました。

赤ちゃんはメスなので、昨年生まれのタラの妹になります。

そしてこちらは、お姉さんになったタラ。

見た目がぜんぜんちがいますね！

これから成長するにつれてどんどん変わってくるはずなので、今からとても楽しみです。

 

今年の赤ちゃん、いまは落ち着いているのですが、生まれた時の体重がタラよりもかなり小さく、ミルクをのんでも吐いてしまったり下痢をしたり...かなり悩ましい状況でした。

ハヌマンラングールを含む木の葉を主食とするサルは リーフイーター(Leaf eater)と呼ばれ、果物などを好んで食べる他のサルたちとは体のつくりが違っています。

きっと母乳の成分なども違っている...と予想しているのですが、まだいろいろなことがはっきりわかっておらず、人工哺育も難しいといわれています。

昨年タラを育てた時にも試行錯誤を繰り返した波乱万丈な１年で、今年も悩みのつきない日々を過ごすことになりそうです。

まずは今年も、健康に育ってくれることを祈って全力を尽くしたいと思います！

赤ちゃんは当面の間は非展示となりますが、Facebookやブログを通して様子をお伝えしていきますので、応援をよろしくお願いいたします。

 

そして、無事に赤ちゃんが生まれたので、タラとおとなたちの見合いを開始しました！

まずは夜の間、２つの部屋を仕切る扉に網を張って行っています。

今後は状況を見ながら展示場での見合いもはじめます。

 

４頭になったときわ動物園のハヌマンラングールの今後に注目！ですよ！

担当：かわで