3月23日 カールさん
(カテゴリ:獣医師の雑談) (投稿日:2026年03月23日)
みなさま、こんにちは!
獣医師のたかばです。
最近は、タックから冷たい視線を浴び、ガッツから威嚇される日々を過ごしています。
↑タック
朝夕の散歩前に膝蓋骨脱臼対策用サポーターをつけるのも獣医師のお仕事。
肢を触られるのが嫌いみたいで、変顔で威嚇中

↑ガッツ
歯が汚くなってきたなぁと悪口を言っているのが聞こえたのかもしれない
そんなときわ動物園の中で、私を見る目が一番優しい(と私が感じているだけ・・・)動物をご紹介したいと思います。

↑リンゴをとってもオイシソウに食べるこの方
カール(ボルネオシロヒゲテナガザル、♀)です。
1974年7月にときわ動物園に来園したそうで、かれこれ51年が経ちました。
ヒトでいうと80歳くらいの大先輩です。
ときわ動物園にいるテナガザルの中では最年長で、 "カールさん" と呼んでいます。

カールさんは園内の観覧エリアではなく、動物園の入り口左手の非展示施設で暮らしています。
少し前から、健康管理として行っている定期的な採血をストレスなくでできたらいいね、と飼育担当の方と相談して、ハズバンダリートレーニングをやってみることになりました。
ハズバンダリートレーニングとは、簡単に説明すると、ヒト側が望むことを動物側が協力してストレスなくできるように練習することです。
ご褒美(強化子)としてその動物が好きなごはんを使用することが多いのですが、カールさんと練習を重ねていくうちに、カールさんにとっての一番のご褒美は触られることだということが発覚しました。
そこで、手を出してくれたら、めちゃくちゃ触る!という練習を重ねて、とうとう採血ができるようになりました!
スバラシイ!!

↑お腹周りを測定することも。
便秘がちなカールさんのお腹が出すぎてないか、客観的に判断します。
そんなカールさんの私の思う推しポイントは鳴き声!
テナガザルの鳴き声は個体差があるそうなのですが、特にカールの鳴き声は特徴的。

過呼吸になるんじゃないかと心配になるくらいの速さ、小さい体から発されているとは到底思えないほどの大きさで一度聞いたらびっくり仰天です。
鳴いているときに大きく口を開け、唇を丸くすぼめているお顔もまたとてもよいです。
おそらく晴れた日は植木の間から日向ぼっこしているカールさんを見ることができると思いますので、ぜひ会いに来てください!

↑青矢印のところにカールさんがいます。目が合っている・・・!
運が良ければ鳴き声も聞けるかも!?
担当:たかば




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