HOME > ときわ動物園 > 飼育員ブログ > ９月８日　サト、よろしくお願いします！

7月7日に生まれて人工哺育中のハヌマンラングールの赤ちゃん(♀)の名前が決まりました！

というわけで、今日は赤ちゃんを含めたハヌマンラングールの近況をお伝えします。

まず、赤ちゃんの名前。

夏休みにお客様に投票していただいた結果を集計して、命名式を行いました。

総投票数1548票のうち698票を集めた『サト』に決定！

 

サトは、ハヌマンラングールの生息地・インドのことばで数字の7を意味します。

7月7日の七夕生まれにちなんで考えた名前です。

みなさま、サトをよろしくお願します！

 

現在、サトは室内展示場に置いたゲージの中で毎日を過ごしているのですが、

昨年生まれでサトと同じく人工哺育で育ったお姉ちゃん・タラはというと...

小さなサトにびびりまくり。

 

あまりにも近づかないので、サトのゲージのそばにエサを置いてみましたが、

近づくけれどエサしか見ない...

さっと取って...

逃げる！！！

 

サトはタラに興味津々で一生懸命に見つめているのですが、人工哺育で育ったタラは今まで他のサルたちとの接触がとても少なかったためか、なかなか距離が縮まりません。

今はまだサトの動きがそこまで活発ではなく 保温も必要なためゲージごしに会うだけですが、２頭が仲良く遊ぶ姿がはやく見たいですね！

 

そして、タラのお見合いはこちらも進行中。

金網ごしにタラを見つめているのは、おばさんにあたるソフィー(タラとサトの母・リンダの姉です)。

自分より小さなサトとはどう接したらいいのかわからないようですが、おとなとはなかなかうまくやっているみたいです。

 

おとなたちももちろん元気いっぱいですよ！

リーフイーター(葉食いザル)といって、木の葉を主食とするハヌマンラングール。

最近、エサとして与える木の葉の量を増やしたので、むしゃむしゃ食べているところを見られる確率がアップしてます！

 

ハヌマンラングールは国内にたった6頭という超希少種！

しかも、今年生まれの赤ちゃん、１才のこども、おとな という３つの成長段階のハヌマンラングールが見られるのはときわ動物園だけ！！

赤ちゃんもあっという間に大きくなってしまうので、ぜひ常連さんになって成長を見守ってくださいね♡

担当：かわで